ガリマーレでの実習形式案
9/8(月曜)〜9/12(金曜) USPと共同実施するのはこの部分のみ。
1日目はオリエンテーション。村への挨拶と、調査地全体の確認。ガイダンス。
・地質は河原での石の分類、走向・傾斜の測定法など。
・植物は代表的な種類の確認か。
・GPS機器の動作確認、地図の位置確認。
2,3,4日目に調査実習。3人1班で、6班を想定。5日目は村で成果発表(英語で)して移動。
2班6人ずつ3組に分割。地質調査、植生調査、土木(測量)実習にそれぞれ分ける。
土木実習が不可能の場合、民俗調査や住環境調査、農業実習をあてる。
引率者は、教員各1名、学生リーダー1名をつける。
ルートまたは作業範囲を3つに分けて設定し、引率側はその3つの場所を1日ずつ調査して、
翌日は次の場所、翌々日は3つ目のところ、という具合にローテーションする。
学生は、2班単位で、初日は地質、2日目は植生、3日目は土木、という具合に回転する。
地質 植生 土木
9/9 1・2班 3・4班 5・6班
火曜 中央A沢 東側地域 左岸測量
9/10 3・4班 5・6班 1・2班
水曜 東側B沢 西側地域 右岸測量
9/11 5・6班 1・2班 3・4班
木曜 西側C沢 中央地域 道路測量
USPの学生・教員は好きなところに加わってもらう。専門性を優先するなら、3日間地質だけ、植生だけの実習に参加することも可能。ただし、その場合は人数の集中は困るので、各6人程度におさえて欲しい。宿とバスの制約から、教員・学生合わせて12名で交渉する。
作業は基本的に3,4時間の内容で設定し、現地でできるだけデータ整理をしてから宿に帰る。
自炊させるとすると、日のあるうちに帰らせたい。9時出発、17時には帰着。片道1時間半見当。
木曜夜は、村で1泊。(人数の関係で希望者のみ?)
最終日(金曜)は村の人々の前で、彼らにわかるように成果報告を簡単に英語で発表させたい。
作図などデスクワークの場所と時間の確保が問題。クロウズネストは会議室スペースあり。定員14。
フィジー自然体験実習の実施目的
2003.7.5 萩谷 宏
*実施目的と達成見込み
1)フィジーの自然観察:地形・地質調査、資源探査、植生調査、天体観測、気象観測、珊瑚礁観察
地質調査、植生調査:9/8-11 ガリマーレ石灰岩地域での3グループに分かれた実習。→地質調査の概要
資源探査:衛星写真解読(事前学習)、現地での断面図作成と石灰岩資源量の見積もり。
天体観測:9/7夜と9/12夜に一斉観察を予定。ノートパソコンと全天星座表示ソフトを用意。
気象観測:9/8-11、海岸と内陸での気温測定(できれば)。
珊瑚礁観察:今回は専門家同行せず。マナ島でのホテル側アクティビティに依存。防水デジカメの必要。
2)環境保全実習:マングローブ林の植林、砂防、砂地緑化、(OISCA現地事務所と)
マングローブ植林:海岸保全実習として9/6実施。OISCA-Fijiの事業に参加させていただく。
砂防、砂地緑化:今回は具体的な作業予定なし。
造林・植林事業:乾期のため作業予定なし。過去の植林地があれば移動時に短時間の観察のみ。
3)土木・建築実習:測量(GPS含む)、道路建設、上下水道整備、橋梁設計、建築、住環境調査。
測量:9/8-11 ガリマーレ地域で地質・植生調査と平行して簡易測量を実施。
事前学習で機器の取り扱いを学ぶ
道路建設:下見の際の現地状況によるが、崩落箇所の確認はさせたい。作業は今回はなし。
上下水道整備:9/8-11、実習時に村の簡易水道水源の確認。
9/12マナ島のリゾート基盤設備見学時に水処理施設確認。
橋梁設計:今回は基礎資料を得るための測量と現地状況観察のみ。
建築・住環境:可能なら9/8-11に調査と平行して温度・湿度測定をしたい。
4)国際交流・民俗:カヴァの儀式、現地語の修得、民俗調査、農業実習、スポーツなどでの交流
カヴァの儀式(セブセブ):9/6 マングローブ植林実習の際に海岸の村で予定。
9/8 ガリマーレ地域に入る前に内陸の村で予定。
現地語の習得:できるだけ9/8-11の調査期間中に村で習う。
民俗調査:今回は具体的な作業予定なし。
農業実習:今回は具体的な作業予定なし。ただし現地状況によって臨機応変にやる。
スポーツ交流:USPの教員、学生との交流。9/7の彼らの到着時間による。
5)語学研修:実用的な英会話(フィジー共和国は英連邦の一員、公用語は英語)
・ナンディ及びコーラルコーストの宿は日本語が通じない。
日本人客の比率は1%-10%と低いリゾートなので、すべての用事は英語で済ませる
・市場での買いだし:9/6午後にナンディまたはシンガトカの市場で、
9/8以降はシンガトカの市場で食材調達。弁当の購入も。
・ナンディでの買い物:9/14午後を予定。その他あらゆる局面で随時英会話が必要になる。
6)メディア:映像記録実習、実習報告レポート作成。
メディア実習のための時間:9/5午後、9/7午前、午後、9/13午前、午後、9/14午後を主にあてる。
作業中に必要な記録を撮る。
レポート提出:html形式によるデジカメ画像をつけた報告書または10分以内のテーマ映像を編集して提出。