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■■2年生


建築学科 2年 伊藤 信子

この実習を経て、多くのことを学び、人として大切なことを改めて実感しました。それぞれの各調査は私に新しい発見をさせてくれました。

地質調査、小さな石ころ1つでどのように地形が形成されたのか、私達が生きていく土台を知ることができるという驚き。
植生調査、どのような場所にどのようなものが育つのか、またそれをこれからどのように役立てていけるのか、私達の文明の発展に最も重要なものだということ。
測量調査、建築をやっていく上での重要な実習でした。GPS1つで地図が作れてしまうという発見。
この実習では他にも人として、人と人とのつながりをも学びました。

各自、いろいろな思いで参加したメンバーと日を増すごとに仲良くなり協力すること、人に喜びを与えること、もらうことの大切さを学び、共に泣き、共に笑って、人と接する喜びを実感しました。

また、言葉は通じなくても、心の温かさ、人としての優しさ万人共通なのだということを実感しました。人として疑う事件が多い世の中、人はやっぱり心でつながっているものだということを再確認でき、それを、仲間と一緒に学べたことは私の人生での誇りです。 ただの旅行ではわからないようなことをたくさん学ぶことができて、本当に行って良かったと思います。


 

建築学科2年 小林 奈津子

人を見て人を感じ、人との交流・文化のつながりを考えました。私にとってクロウズネストでの生活と実習が一番影響が大きいと思います。自分が食べたいものを料理して、明日、あさって着る服を洗濯して、村の発展を目的とした実習をして。Free dayを満喫しました。

その中で、子ども達のあのキラキラした瞳や人なつっこさ。「ブラ」とあいさつすると,ちょっとはずかしそうにニコっと笑うあの笑顔。握手を交わした小さくて細い手。胸の奥にジーンとする思いがありました。その思いを言葉にするのは難しすぎることなので、言い表せませんが、人が人でいること、生きること、愛すること、子どもを育てること、死ぬこと。すべてがあの村で普通に行われてきたことに、私は素直に、受け入れることができたでしょうか。ただ一泊した村でしたが、絆がうまれました。カヴァで歓迎され、食事をし、歌を歌い、ダンスをする。

このフィジーに来てよかったなって心から思います。二十歳の夏。最高の思い出ができました。本当にありがとうございます。 沢山のひとの協力と努力のお陰で、この実習ができたことに感謝します。

佐藤先生. 測量実習でのウォーキング。FijiTimeを満喫しました。実際に機械を使用してはいませんが、使い方を教えてくださってありがとうございました。カッサバおいしかったです。

勝木先生. 植物と見ているときのあの顔は忘れられません。日本へ帰ったら先生に会いに行きます。また、沢山の植物を教えて下さい。

萩谷先生. 本当にありがとうございました。感謝です。
地学をとっていなかったら、私は今、ここにいないと思います。ビデオのあの暗さは眠気を誘いましたが、私、起きていましたよ。来期も楽しみにしています。
ダムにいけたことも感謝です。この夏はさまざまな場所に行くことができました。私も石を語れるように、勉強します。まだ勉強不足です。
私にいろいろな機会をくださってありがとうございました。来年はこの場所に居るかどうかはわかりませんが、これからもよろしくお願いします。

寺坂さん. アロハシャツでの登場(搭乗)は最高でした。4班のメンバーでいて下さい。これからも。
この計画は寺坂さんなしではできないことだと思います。本当にありがとうございました。旅行に行くことは是非東急観光さんへ伺います。
笑顔で引き受けて下さいね。


 

建築学科 2年 仁井田 百合

この実習を通じてあらためて感じた事は、自ら直接体感することの大切さでした。
目の前に広がる本物の河・山・空・森・海のなかで自分が居て、直接手で触れて、そのスケールを感じること。地質実習では巨大な土と石の堆積物を見て、そのカケラからこれがみた出来た事をよみとる
山の上まで登って、そこに本当にれきの内に石灰性のものが含まれた岩石群を見てふれてみる。海の中へ自分でもぐって、巨大なサンゴたちを見て、すべてのイメージはつながりました。海の中、自分の真下にあるサンゴが地殻変動でつき上げられていく様子、その活動を物語る石。地質調査、フィールドワークで学ぶ事のおもしろさがそこにはありました。
最近、人間という存在が生物界から独立、もしくはひとりぼっちになってしまっているのではないかと不安になったり、自分自身に代表される現代までの人間の行きように大きすぎる疑問を抱いていました。しかし、(言葉では上手く言えませんが)フィジーの人々と触れ合っていくうち、その不安は少しずつ解けていきました。

彼らの住み家は大自然にだかれ、彼らの命は生命の輪の中に在ると思います。「仕事」という概念を取ってみてもそうです。彼は「仕事をする」のは「生きること」だと思っているのでしょう。その姿がとても美しかったです。生きることに真剣で、思いっきり人を愛してくれる彼らに私は、人間もこんなにきれいなんだなと思いました。

USP Studentとの出会いも、私たちにとってとても大切なものになりました。全員としっかり話せたわけではないのですが、フィジー2期生とUSPの学生みんなが、仲間だと思います。
書きたい事がありすぎてさっぱりまとまりませんでした。

最後に
佐藤先生. いつも優しくて力強い先生。地図・道路等が作られていく過程を体験することが出来、地図の見る目が変わりました。人と人をつなぐものの一つである仕事ですね。本当にいろいろありがとうございました。

勝木先生. 本気で植物を愛している先生の姿は、それまでハーブぐらい(食用で知られているもの)しか野山の植物をみわけられなかった私に、あらためて植物のがんばってる姿を見せてくださったように思います。ありがとうございました。

萩谷先生. 本当にありがとうございました。本当に。もうこれ以上言えないくらい、感謝と尊敬の気持ちでいっぱいです。来年ももしかしたらよろしくお願いします。

寺坂さん. あなたがいなかったらこの旅は成立しなかったと思います。心強かったです。本物のツアー添乗員です!次に旅行するときもよろしくお願いします。ありがとうございました。

先生方、寺坂さん、ウイングの方々、アシスタントの方、日本とフィジーでサポートしてくれた方々、USP student、クロウズネスト−マナ島のスタッフ、トカトカの方々、村の方々、それから全てのであった人に、このメンバーに、ありがとうございました。


 

都市基盤工学科 2年 秦野 拓見

なかなかできない体験をしたというのが一番の気持ちだ。村での宿泊、セブセブの儀式、USPの学生達との合同実習。ただ観光で行ったなら、こう言った事はしないだろうと思う。実習に関しては後悔がある。自主勉強不足、事前学習会の少なさ、英語の練習不足などスケジュールは聞いていた程つらくはなかった。ただ帰ってから夕食を作り、発表の準備をするのは時間的に大変なので発表は満足いくものはできなかった。

それから、フィジーには珊瑚の海、列なる山々、美しい星空など、自然の景観が大分あるので、もう一度今度は一人できて、フィジーの景色を楽しみたいと思った。


 

環境情報学科 2年 布浦 美紀

この実習の参加動機は、色々なことで悩むときもありながら結局何も変わらない自分に刺激をあたえようと思ったからです。進路、人間関係などで悩んでいました。この実習はいつもは教室でのみ学ぶことをフィールドで自分の目で見て、耳で聞いて…とできる。又、授業では学ばない測量技術なども多少身に付けることができるので新しい分野への一歩になりました。そして何より私が一番楽しみにしていた村の人たちとの交流。フィジーの人々との交流。英語がほんとうにできなくて、うまくコミュニケーションをとれたとはいえませんが、それでも異なった環境で育った人たちと交流して、村では料理をごちそうになり、あたたかい歓迎をうけて、優しさにふれることができました。日本でいるときはすれちがう人とあいさつをすることもなかったけれど、フィジーでは毎日たくさんの人と「Bula」と言って、そんな毎日がとても暖かくて大好きでした。

フィジーの村は、電気もあるけど必要な分だけ…というかんじがしました。

そして自然の中で自然と一緒に時間を過ごしていてとても楽しそうでした。デジカメとポラロイドカメラへの食いつきはすごかったです。面白いおもちゃみたいに使っていて楽しそうだったけど、使わせて良かったのか?と疑問です。村の人たちは自分たちのペースで過ごしているのに外から異色と言いそうなデジカメなどをいれてしまってよかったのか。彼らのペースをみだしてしまった気がします。
私は村での、フィジーでのゆっくりな時間の流れの中で人との交流を大切に過ごすのがとても好きでした。このフィジーならではの独特の流れを大切にしながらも、フィジーに住む人々が心から目指す方向にこれからも発展していって欲しいなと思います。 どの方向への発展がベストなのか?それは私にはわかりませんが、これから授業でも多くのことを学ぶように努力をし、その他にも興味を持ったことに自発的に挑戦していきたいです。

今回の実習で得たもの、感じたものは沢山あります。うまく言葉にあらわすことはできないけれど自分にとって大きな影響がありました。この実習の中で感じたことなど全てをいつまでも忘れずにいたいです。そして今はまだ言葉で表現しきれてませんが、自分の中で消化してそれら全てを記録しておきたいです。多くの目標を見つけた実習でした。

この実習をして下さった先生方、寺坂さんをはじめウイング、村の人たち、フィジーの人たち、行かせてくれた親…本当にありがとうございました。この実習に参加できてよかったです。うまく言い表せない自分の言語能力にがっかりしつつ。これから多くの面でフィジーで得たものを大切にしてちょっとずつ前進していこうと思います。
ヴィナカ!!!!!

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(C)2004 Field Program in Fiji Islands Musashi Institute of Technology