フィジー自然体験実習の実施目的


*実施目的と達成見込み  作業・行動日程表

1)フィジーの自然観察:地形・地質調査、資源探査、植生調査、天体観測、気象観測、珊瑚礁観察

 地質調査、植生調査:9/8-11 ガリマーレ石灰岩地域での3グループに分かれた実習。→地質調査の概要

 資源探査:衛星写真解読(事前学習)、現地での断面図作成と石灰岩資源量の見積もり。

 天体観測:9/6夜と9/12夜に一斉観察を予定。ノートパソコンと全天星座表示ソフトを用意。

 気象観測:9/8-11、海岸と内陸での気温測定(できれば)。

 動植物:9/6または9/7、Kula Eco Park見学(希望者)。

 珊瑚礁観察:今回は専門家同行せず。マナ島でのホテル側アクティビティに依存。各自。防水デジカメの必要。

2)環境保全実習:マングローブ林の植林、砂防、砂地緑化、(OISCA現地事務所と)

 マングローブ植林:海岸保全実習として9/6実施。OISCA-Fijiの事業に参加させていただく。

 砂防、砂地緑化:今回は具体的な作業予定なし。

 造林・植林事業:乾期のため作業予定なし。過去の植林地があれば移動時に短時間の観察のみ。

3)土木・建築実習:測量(GPS含む)、道路建設、上下水道整備、橋梁設計、建築、住環境調査。

 測量:9/8-11 ガリマーレ地域で地質・植生調査と平行して簡易測量を実施。事前学習で機器の取り扱いを学ぶ

 道路建設:下見の際の現地状況によるが、崩落箇所の確認はさせたい。作業は今回はなし。

 上下水道整備:9/8-11、実習時に村の簡易水道水源の確認。9/12マナ島のリゾート基盤設備見学時に水処理施設確認。

 橋梁設計:今回は基礎資料を得るための測量と現地状況観察のみ。

 建築・住環境:可能なら9/8-11に調査と平行して温度・湿度測定をしたい。

4)国際交流・民俗:カヴァの儀式、現地語の修得、民俗調査、農業実習、スポーツなどでの交流

 カヴァの儀式(セブセブ):9/6 マングローブ植林実習の際に海岸の村で予定。9/8 ガリマーレ地域に入る前に内陸の村で予定。 

 現地語の習得:できるだけ9/8-11の調査期間中に村で習う。

 民俗調査:今回は具体的な作業予定なし。

 農業実習:今回は具体的な作業予定なし。ただし現地状況によって臨機応変にやる。

 スポーツ交流:USPの教員、学生との交流。9/7の彼らの到着時間による。

5)語学研修:実用的な英会話(フィジー共和国は英連邦の一員、公用語は英語)

 ナンディ及びコーラルコーストの宿は日本語が通じない。日本人客の比率は1%-10%と低いリゾートなので、すべての用事は英語で済ませる

 市場での買いだし:9/6午後にナンディまたはシンガトカの市場で、9/8以降はシンガトカの市場で食材調達。弁当の購入も。

 ナンディでの買い物:9/14午後を予定。その他あらゆる局面で随時英会話が必要になる。

6)メディア:映像記録実習、実習報告レポート作成。

 メディア実習のための時間:9/5午後、9/7午前、午後、9/13午前、午後、9/14午後を主にあてる。作業中に必要な記録を撮る。

 レポート提出:html形式によるデジカメ画像をつけた報告書または10分以内のテーマ映像を編集して提出。

7)生活体験(追加):自炊生活、現地での伝統儀式、住環境、食生活の体験。

 9/6-9/11まで、宿で現地の食材を使っての自炊。9/6,8にコロトンゴ、スブ、コロニサガナ村でセブセブ。その他伝統儀式におつきあいする予定。

 9/11現地泊(希望者)。村での生活体験。


H.Hagiya 2003.7.5-