フィジー自然体験実習報告2004 アドバンストコース


第13日 9/9

 8/28-9/9実習本隊の記録へ

 最後の学生たちを見送り、空港を出る。途中、不足気味の現金を補充するためにCDを利用する。いったん徒歩でトカトカに戻る。僕のいる部屋に再集合し、10:30ごろラウトカ、バ方面に植物観察に出発。行きは路線バス利用で昼食はバのインド料理を期待するとのこと。僕だけ体調が戻らないので参加せず部屋に残る。明日の調査に備えて体力をつけておきたいのも理由だが、腹がどうもだめで微熱もある。部屋で寝る。10:55、定刻よりわずかに遅れて空港から響くジェットエンジンの音が高まり、そして遠くなっていく。離陸。8時間半の後に成田に着くはずだ。心の中で別れの手を振る。

 そのまま寝て、13:10にクリーニングのおばさんが来たのでレストランにいき昼食。いつもより丁寧なのは客が僕を含めて3組しかいないためか。一昨日のあの粗雑な対応は客が多すぎたということか。その上勘定書に書いてある値段が妙に安いのだが。まあいいや。(チェックアウト時には訂正されて正規の値段になっていた。)

 14:00戻り。シャワーと洗濯を一緒に済ませ、また寝る。今日は天気が良く、やや暑い。本来の乾季の終わり頃の気候に戻った感じだ。

 18:30頃、バに行った7人が戻ってきた。主にローカルバスで移動したらしい。植物観察というよりは街の観察になってしまったらしいが、kavaの調査や市場の見学などでは収穫があったらしい。

 20:30、無線がざわざわっと入るのでレセプションに。3人のスバ組到着。UTCのAzimさんにスバから車で送ってもらったうえに、シンガトカで夕食もごちそうになったらしい。感謝しなくては。スバ組は収穫がいろいろあったようで、またたくさんの方にお世話になったようで、さらには明日クロウズネストに何人か来てくださるという。

 21:15 遅い夕食へ。僕はスープのみでごまかす。オレンジパンプキンスープはもうこの先一生飲まないだろう。22時退散、明日の打ち合わせ、行動予定確認。23時解散。0時過ぎに寝る。


第14日 9/10

 5:00に目が覚め、記録の追加。6:20に外に出るが日の出は山にさえぎられてまだ。コックらしいインド系のおじさんと挨拶。少し気持ちがすっきりする。

 急いで荷造りをし、7:20にレセプションに出て会計を済ませ、迎えに来てくれたイノケさんに会う。昨夜スバから帰ってきた3人を加えて11人なので、イノケさんの4駆に4人と荷物、バンまたはタクシーに7人という振り分けで、勝木先生がホテルにバンの手配を頼む。バンが来るには来たが、料金を聞くと通常の倍の120ドルだというので、イノケさんが激怒し、それは詐欺だといってご破算にする。イノケさんは僕と学生3人を乗せて空港前のバス停で張って、通りかかった3台目のバンをゲットして帰る。料金はガス代20ドル込みで70ドル。たぶん激怒は半分は演技だったのだろうと思う。1時間前に事情を電話してくれれば、こっちはローカルなんだからもっとスマートに手配できたものを、と僕が怒られる。僕のせいというわけでもないのだが、イノケさんの親切を思い、ひたすら謝りまくる。

 2台に分かれてまずクロウズネストへ荷物移動。途中バンは燃料補給で離れる。シンガトカの手前の丘陵地帯で、数回小さなシャワーに出会う。幸い特に荷台の荷物が濡れることもなく、シンガトカのタクシーだまりに到着。まずイノケさんがキャリアーの手配。学生3人にランチと水の手配を頼み、荷物を持って先にクロウズネストへ。9:10。会議室に置こうとしたが、どうやら客を入れている様子で、受付のお姉さんはレセプションで預かるという。しかし尋常な量ではないのだが。

 結局、カウンターの裏だけでなく、トイレの前などに分散して置くことになる。追いついてきたメンバーとともに輸送に追われる。9:44完了、出発。裏道を行く。途中、景色の良いところに2度ほど立ち寄りながらタワタワンジへ。11時少し前に村に到着。地質のボーリングコア記載とサンプル採取、建築の水源及び建設候補地探しに分かれて行動開始。

 キャリアーで輸送

 ヤギが見物に来ました。

 13時ウイングの事務所に借りているところで昼食。一休みして13:30再開。

 建設候補地探しは、水源の確保もかねて作業し、東側では良い水源も確認し、4ヶ所ほど候補をみつける。ただし、イノケさんによるとコロニサガナの領分とのこと。それと1960年代の大増水までの住居跡とかぶる場合があって、悩む。午後は西側を見学し、タワタワンジの教会の西に好適なスペースをみつける。タワタワンジの領分なので問題もないとのこと。ただし半分が湿地で、水源と水処理の問題が残りそう。スペースは充分で、サッカー場とラグビー場もつくろうか、という冗談を言うほどらしい。

 僕は藤井さんの卒論用に、コアの記載を進める。サンプリングは藤井さんに任せ、採取位置とコアの状況を記録。石灰岩の記載は難しい。とりあえず僕にわかることだけできるだけ書いておく。方眼紙にコアボックスにあわせた柱状図をつくり、そこに石灰岩の組織や風化、地下水による浸食状況の記載をする。コアは表面がざらざらで見にくく、2つに切断してあるものは楽だがそれでもみにくい。加えて直射日光でまぶしく、方眼紙に小さい字でメモを書き込むので、見比べていると頭がくらくらする。一気にできるのは十数分で、適当に休憩をとり、藤井さんに割りとる場所のアドバイスをしながらすすめる。暑いは、頭と目が疲れるはで、へろへろになりながら作業する。

 今夜、スバからわざわざ客が来るというので、少し早めの15:30に作業終了。4駆とキャリアーで分乗し帰る。途中、先ほど通過した2ヶ所で停まり、風景写真を撮らせる。イノケさんは埃が立つ道路状況を考慮し、キャリアーを先に行かせ、距離を置いて4駆で追いかける。16:45シンガトカ着。市場とスーパーで食材の補充。しかし本隊の買った残りがあるのでトータルでも16ドルほど。17:10出発、17:20到着。荷物を運び出し、部屋へ。キャリアーには明日も8:30に来てもらうようイノケさんから頼んでもらう。

 23時過ぎまで、明日の作業とこれからの計画について話し合う。測量に植物の樹高測定用機材を流用することにして、その操作の練習など。また今日の候補地探しのGPSデータを勝木先生がプリントアウトし、それをもとに諸条件の検討。直射日光の下でのコア観察と方眼紙への記載の作業でだいぶ疲れていたのだが、コーヒーが効き過ぎで、01:45まで佐藤先生や岩松君、神足君と話し込む。電気を消しても眠れず、3時過ぎにシャワーを浴びて暖まり、ようやく寝る。


第15日 9/11

 6:40起床。勝木先生と佐藤先生が朝食の用意。僕はウイングに預ける荷物、機材の整理。無線機関係は今日使ったらすぐ返せるように整理する。昨日のサンプルを空き箱に詰める。本当は番号チェックして詰めるのだが、藤井さんが来るのが遅いので、それは省略。飛行機で持ち帰るものだけ選ばせる。

 8:20すぎにイノケさんが4駆で到着。キャリアーも来る。昨日の経験から、まずイノケさんに明日の交通手段のミニバスの手配を頼む。最初250ドルといっていたが、200ドルに提示価格を下げるので、それで了承。しかしイノケさんはあとでもう2分交渉したら150まで下がっただろう、と言っていた。どうもまだ僕らは要領が悪いようだ。それでも観光価格ではひどく高い価格を請求されかねないので、それより安ければよしとしよう。分析用サンプルの箱を4駆の荷台に積み込む。金田さんと新宅さんは荷台に。荷台に乗るときの注意をイノケさんが説明する。後部側は開く可能性があるので寄りかからないようにと。

 8:30に出発。まっすぐ裏道を走る。9:40頃タワタワンジ着。まずタワタワンジ村のゴミ処理、キッチン、トイレのしくみをイノケさんに聞く。全員で上に上がり、事務所裏で説明を聞く。それからまず西側の候補地に建築グループが測量に向かい、次に東側の道路建設ルート選定に土木グループが向かう。いずれもイノケさんが4駆で輸送。僕と藤井さんは機能に続き、コアと格闘。昨日はNo.46まで。昼食前にQDH12を終わらせ、QDH13にかかる。今日は小さいビデオを借りて、記載事項を音声で吹き込みながらコアボックスを撮影していく。

 西側の測量にいったグループが戻ってきて、12:50頃、作業を中断して昼食。食べ終わった頃に東側の道路調査グループも戻る。13:50まで、あるものは座ったまま昼寝し、ぼーっとして過ごす。気温は涼しいが直射日光はきびしい。雲さえ日光をさえぎってくれれば快適なのだが、けっこう体力を消耗する。

 午後の作業で一気にQDH13を片づける。柱状図をつくり、サンプリングポイントと石灰岩の特徴を記入。コアボックスの残りは山の上なので、続きは次回回しにして、QDH15を簡単にとる。専門ではないとはいえ、とりあえず僕が死んでも地質屋が見たら何を書いたかわかるだろう。専門的な記載は顕微鏡で薄片を観察しないとできないし。QDH17は写真だけ、サンプルは前回少しとっているので、とりあえずその分析を先にすることにしよう。

 16:00終了。村のこどもたちに囲まれ、別れを惜しむ。山々と空が美しい。

 夕食前、星空がきれいなので、天体観測用にステラナビゲーターを起動したパソコンを津田さんたちに貸し出す。金田さん、藤井さんも一緒。藤井さんには「はえ座」の確認を命じる。中天高くいて座があがり、あれが銀河中心なのだな、と思う。天の川がはっきり見え、暗黒星雲が多いのがわかる。澄んだ空も豊かさの象徴だ。

 夕食はポテトサラダ、なんとかいう果物のサラダと佐藤シェフのパスタ。基本的に残り物の処理。だいぶ減ったはずだが、まだある。パスタは山で佐藤先生が摘んできたチリを使っていて、なかなかおいしい。ビールが進む。ビールも処理しないといけない。

 一休みのつもりが、つい寝てしまい、目が覚めると午前3時。そのまま2時間かけて実習記録の追加。画像加工など。


第16日 9/12(日)

 起床7:40。勝木先生たちはもっと早く起きだしていて、その物音を聞きながら寝続けてしまった。すでに充分明るい。今日もいい天気だ。残り物を活用した朝食。インスタント麺と、佐藤先生力作のベーコンポテト。

 10時出発なので、少し余裕がある。荷物の整理をする。10時少し前にミニバスが来るが、キャリアーをつけていないので、後部座席に荷物を積み上げる。インド系の運転手が200ドルの料金を220にするという。ボスが昨夜1人20$とれ、と言ったからだというのだが、そんなことはこちらの問題ではない。そもそも彼の会社は月曜〜金曜の営業なのは、ホテルのフロントで確認済みだ。従って今日の稼ぎは基本的に彼の小遣い稼ぎのはずだ。彼にとって幸運なことか不幸なことかわからないが、オフィスが休みなので、彼の言っていることが確認できない。僕は契約を変更するなら君のボスと直接話をしないといけないと言い張る。しかし彼は携帯電話を持ちながらボスに電話する素振りも見せない。日曜営業がばれればごっそり会社に上がりを持って行かれるから、普通は連絡しないだろうと思うが。ともかく昨日のイノケさんのアドバイスもあり、当初の契約遵守で料金交渉は引かないことにする。議論していても仕方ないので、スタートする。シンガトカで木の橋を渡ってみたいという学生のためにシンガトカの橋の手前で何人か降ろす。10:17シンガトカ着、スーパーでの土産物関係の買い出しやkavaショップでの取材、ランチ調達に散る。僕はひとり車内に残る。

 10:40出発のはずが、なかなかメンバーがそろわない。運転手はエンジンをかけてじりじりしている。無線で集合を伝えるが、返事がない。寺阪さんがスーパーに探しに行く。3人回収して出発。途中のカバショップで勝木先生と岩松君をピックアップ。シンガトカ砂丘見学をキャンセルしてナタンドラに向かう。

 11:20ナタンドラビーチ着。ここで13:30まで過ごす提案をしたところ、運転手が強硬に反対。15:30からフィジアンリゾートの客を空港に運ぶ仕事があるから、13時までだと言い張る。あげくに約束を守れと言う。おまえこそ昨日200で運ぶという約束をしたのだからその約束を守れとみんなで言い返す。とにかくも理由はわかったので、13時までということにする。

 女子学生たちはさっそく泳ぎに行く。ちょうど干潮で、海藻に覆われた礁原がかなり露出している。海の色は不思議な青さで、浜辺の白い砂や海底の珊瑚とともに幾重にも重なった色の帯をつくっている。

 どうしても気になっていた、海岸沿いの石灰岩のノッチを調べに行く。砂州から浅い海底を歩いて対岸に到達。近くによって詳しく見る。石灰岩そのものは風化がきつく、構造は見えない。ノッチの高さはあまり高くない。根元まで満潮時の汀線のあとである、砂の配列が見えること、ノッチ上部の岩の隙間にオオバロニアの生きている個体があったことなど、どうやら現世のノッチであろう、という結論に達する。当たり前と言えば当たり前の結論なのだが、離水ノッチを期待していた。

 勝木先生が同じ方向に来たので、海草について少し話を聞く。石灰質の白い砂の堆積構造が面白い。写真の残り枚数を気にしながら撮影する。ここは教材としても面白いのでまた来ることになりそうだ。

 一通りノッチを観察して、サナサナ村?方向の入り江の構造を見たあと、ぐるっと回って元のコースで砂州に戻り、岸辺に戻る。ずっと使っていたサンダルの左がここでついに破損。ぱこぱこになってしまい、裸足で砂浜を歩いて戻る。珊瑚のかけらを踏むと痛い。よけて歩く。砂浜は馬糞がところどころ落ちていて、なるほど海岸清掃が必要だな、などと考える。しかし馬を引いて観光乗馬をするのはいいが、浜辺は避けて欲しいな、と思う。

 バスの前の草地に戻ると学生たちが記念撮影をしているので、登山靴や衣類やハンマーを入れたリュックを背負ったまま、混ぜてもらう。学生に感想をきくと、珊瑚礁の縁で魚がよく見えたという。

 18:00ココナッツ・インで金瀬さんを囲んで夕食会。残念ながらレタスが切れていたが、みな、おいしい、と喜ぶ。最終プレゼンをやっていなかった3人に今回のまとめを話させる。金瀬さんにコメントをいただく。「今回、あなたがたが目にしたのは、フィジーのほんの一面の姿であって、それが全部ではない、ということを意識しておいて欲しい。実際のところは目に見えていないことがいっぱいある」というお話をしていただき、学生たちに適切なコメントをいただいて教員として非常に感謝する。
 11人でさんざん食って飲んでかなり安く上がった。タクシーで宿に戻る。スバ行き3人を呼んで念のためお小言総復習。このあたりが僕のいやなところかもしれないが。22:15にホテルのバーに全員であつまり、一杯だけ飲む。寺阪さんのおごり。感謝。


第17日 9/13

 またもや3:10に目が覚める。日本時間0時に目覚めるくせがついてしまったらしい。朝まで記録の追加。6:25頃、外がかなり明るくなっているのに気づき、あわてて表に出る。ナンディは東側に山地をかかえているので日の出の時刻よりも実際の日の出が十数分遅い。ぎりぎり日の出に間に合った。今回の実習期間中では初めてだ。やれやれ。

 ナンディの朝日

 8:20にはほぼ全員が荷物をもってレセプションに。いつもより集まりが早い。金瀬さんが待っていてくださる。ウイングにデポする資材を車に入れ、他の荷物はトカトカのワゴンで空港に運ぶ。荷物が意外に少なくて8人がワゴンに乗って空港へ。僕と勝木先生と岩松君だけ徒歩で空港に移動。

 空港ではUTCの谷さんがチェックインの処理をしてくださる。寺阪さんがチケットの分配。Azimさんが搭乗手続きの説明など。3人組のスバからナンディへの移動などでたいへんお世話になったのでお礼を申し上げる。寄せ書き付きでスルを3人から進呈。また野田さんの分ひとつを預ける。金瀬さんとMRDへの輸出許可申請について話す。小さなサンプルでも輸出許可申請が必要だが、基本的には一両日で完了とのこと。MRDのdirectorが代わり、RaoさんはSOPACに引き抜かれたという話を聞いて驚く。逆に言えばSOPACには話が通しやすくなったということか。測地学の知り合いに教えてあげた方がいいかもしれない。ここまで見送ってくださった金瀬さんとゲートでお別れ。東京でぜひお会いしましょう、と話す。

 意外に客が少なく、出国手続きは並ぶこともなく簡単にすみ、待合室へ。買い物を済ませる。勝木先生が植生実習の課題の紙を配る。僕はアドバンストコース参加者にレポートの依頼。9/7の最終プレゼンテーションの要約メモを、当日スバ行きでいなかった3人に見せる。

 10:10搭乗口のはずだが、予想通りというかなんというか、10:30頃にようやくアナウンスがある。日本語のアナウンスは帰国を覚悟させてちとつらい。みんな同じ気持ちだろう。フィジードル、特に重い硬貨を買い物で減らすのに躍起になる人もいる。勝木先生はガムなどで小銭を消費。新宅さんがビンのフィジービターをお土産に買い込んでいる。重いだろうに。まあ筋力がついてよかろう。

 機内の後ろの座席から案内され、我々は38,39列に集中しているので、急いで搭乗口に並ぶ。機内は半分くらい埋まっている状況で、月曜帰国が少ないのか、さすがに夏休みシーズンが終わって客が減ったのか、だいぶ楽だ。ただ、窓側の2列はハネムーン客でけっこう埋まっている。

 ほぼ定刻の10:52に飛行機は動き始める。10:59離陸。かなり急角度の上昇。窓からビチレブの山々がのぞき、そして青黒い空になる。大きく旋回し、ママヌザ諸島の上を通過。マロロライライ、マロロ、そしてマナ島と見えてくる。マナ島の周りの小さな島や珊瑚礁も。窓際に移動して写真を撮る学生たち。昨年と違ってマナ島は本当に比べ不人気だったのだが、上空を通過するとなるとやっぱり撮りたくなるのが人情というものか。うちの研究室のねえさんを連れて行ってやらないといけないな。

 機内で寺阪さんが撮った写真ファイルをいただいたので、スライドショーで全部見る。僕の知らないところがたくさんあった。楽しそうな写真が多い。そんなに楽しかったかな、と思うが、ひいひい言っているときはカメラを出す気力もないものだから、当然か。

 

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H.Hagiya 2004.9.9-